【Stay Youngなど】聴く価値アリ、OASISの隠れた名曲5選③

今回はOASIS、「隠れた名曲5選」の第③弾をやっていきます。

前回までは結構マニアックな所を突いてたんですが、今回はB面の中でも人気の高い曲「Stay Young」「Half The World Away」を入れてみました。

リアム2曲+ノエル3曲となっており、どれも気に入ってもらえる曲かと思います。

それでは、どうぞ!

 
ショウ
  • A面レベルに感じる曲もあると思うよ。
 
ギタリスト
もはや隠れてない名曲やな〜

Stay Young

「D’You Know What I Mean?」のB面で、後にB面を集めたアルバム『The Masterplan』にも収録され、とてもファンから人気のある曲だ。

『Be Here Now』に収録される可能性もあったがノエルは「Magic Pie」を選んだ。(『The Masterplan』収録に関してはリアムからの強い推薦があった)

爽快感のあるギターサウンドに乗せてリアムが伸び伸びと歌う軽快なメロディーは、多くのファンの心を掴んだ。

また、若く無敵でいこうぜ!といった内容の歌詞も人気を後押ししてるだろう。

『Be Here Now』のツアー以降はお蔵入り状態となったのが何とも残念だ。

「D’You Know What I Mean?」リリース時、英国のBBC Radio1はこの「Stay Young」の方を多くオンエアした。

それはA面があまりに長くラジオ向きではなかったという事だろう。

 
ショウ
  • でも、ノエルはもう一つ気に入ってないみたい。
 
ギタリスト
なんか兄弟で好みが逆なこと多ないか?

Half The World Away

「Whatever」(➡関連記事)のB面に収録され、こちらも『The Masterplan』に選ばれた人気の1曲だ。

メランコリックなサウンドと、ノエルの優しい歌声が混じり合う胸を打つナンバーだ。

あのポール・ウェラーがOASISの曲で最もお気に入りとするのがこの曲である。

ベースとドラムもノエルが担当しており、特にドラムに関してはトニー・マッキャロル(OASIS初代ドラマー)の不甲斐ないプレイに納得いかず自ら叩く事にした。

ライブでも絶大な人気を誇る曲で、OASIS時代はもちろん、ノエルがソロになってからも演奏され続けている。

個人的には、悪天候のフジロック09で聴いた時の思い出が忘れられない。

本当に心に沁みた。(⇒動画はコチラ

オーラロによるカバー

2015年のクリスマスには英国のデパート・チェーン「ジョン・ルイス」のCM曲に使用された。

ここで使われたのは、ノルウェーの女性歌手オーロラがカバーしたバージョンだ。

バカラックからの影響

また、この曲はノエルが敬愛するバート・バカラックが68年に作曲した「This Guy’s Love with You」からの影響も強い。

ノエル自身は「Half The World Away」がバカラックに訴えられてもおかしくないと考えていたようだが、訴えられるどころか96年には「This Guy’s Love with You」の演奏で共演している。(⇒音源はコチラ)

まぁ、バカラックとの関係は良好なので訴えられることはないだろう。

 
ショウ
  • 「Half The World Away」は、英国のコメディ番組「ザ・ロイル・ファミリー」のテーマ曲にもなったよ。
 
ギタリスト
番組の脚本家の人が亡くなった際に、ノエルは追悼の意を表明しライブでこの曲を演奏したんやで。

Round Are Way

「Wonderwall」(➡関連記事)のB面に収録されたリアムが歌う「Round Are Way」。

コチラは『The Masterplan』未収録で、ゲットするには「Wonderwall」のシングルを買うしかなかったが、2014年に『Morning Glory』のデラックス盤が登場した事により、そちらを購入すれば聴く事ができる。

ビートルズ風の愉快な曲調で、聴いてると心が弾んでくるような1曲だ。

強調されたホーンセクションに、アラン・ホワイトの適度に暴れるドラムが絡みあうアレンジがカッコいい。

ライブでは終盤に「Up in The Sky」のメロディーも挿入されるのがお決まりだった。

英国でのタイアップ

また、2020年のクリスマスには英国のスーパーCo-oPのCM曲としても使用された。

 
ギタリスト
ん〜エエCMやないか
 
ショウ
  • この曲はネブワース公演でも演ってるので、映画で是非チェックしてね。
 
ショウ
  • ここまで紹介した2曲を聴くならB面集『The Masterplan』がオススメだよ。

⬆CD    ⬆アナログ

 
ギタリスト
俺的には兄弟で交互にボーカルを取る「Acquiesce」もめっちゃオススメや!

Full On

「Full On」は「Sunday Morning Call」のB面に収録されたノエルが歌うロックなナンバーだ。

ダーティーなギターサウンドと、ノエルの伸びやかなボーカルが曲のカッコよさを極限まで高めている。

こういうサウンドはリアムの声が合いそうな気もするが、ノエルも実に上手く歌いこなしている。

この辺りの時期からノエルのボーカルも表現力を増していく。

 
ショウ
  • 「Sunday Morning Call」には「Carry Us All」というB面曲も収録され3曲全てがノエルのボーカルだよ。
 
ギタリスト
それもうソロ作品やがな!

Shout It Out Loud

「Stop Crying Your Heart Out」のB面に収録された「Shout It Out Loud」。

ボーカルはノエルで、情緒的な薄暗い雰囲気の中を淡々と歌い上げる深い歌声が印象的だ。

OASIS時代にライブで演奏される事はなかったが、ソロになってからは演奏された事がある。(⇒動画はコチラ

『Heathen Chemistry』期からのソングライティング

5thアルバム『Heathen Chemistry』からはメンバーそれぞれの楽曲を収録する事になったので、ノエルの曲もアルバムの半分だけを担う形となったが、これをどう捉えるかだ。

・負担が軽減された事により、集中して良い曲を書き、さらにそこから厳選する事で結果クオリティの高い曲がアルバム入りする。

・良い曲が多く出来てしまったが、メンバーの曲も収録するため泣く泣くアルバムから外さなくてはいけない曲も幾つか出てしまう。

このような事を考えてしまうのだが、やはり後者に関してはあったのでは?と感じる。

ノエル的にはリアムを含め他のメンバーにもどんどん曲を書いて欲しかったようだが、5thの時期にアルバムから外れたノエルの曲が異常にハイクオリティなのも見逃せない。

「Shout It Out Loud」の他に「Just Getting Older」「 Idler’s Dream」(共にThe Hindu TimesのB面)、「You’ve Got the Heart of a Star 」(5thの日本盤ボーナストラック)など、どれも1軍で活躍できるものばかりだ。

 
ショウ
  • ホントどれもB面では勿体ない程の名曲だね。
 
ギタリスト
「Idlers Dream」はソロになってから演ってるで〜
 
ショウ
  • 「The Hindu Times」のシングルは大当たりだよ。

⬆CD    ⬆アナログ

 
ギタリスト
表題曲も力強いロックンロールでオススメや❗

あとがき

さぁ、今回も聴き逃し厳禁の5曲を紹介しましたがいかがだったでしょうか?

まだまだ紹介したい曲はありますので、このシリーズはしばらく続くかと思います。

以上です!

ありがとうございました👍