【1997年】『Be Here Now』は時代の記録

調子にのっていた1997年

永野チャンネルにてまたまたま面白い特集が。

Oasis、U2の”調子にのっていた時代のアルバム”特集 笑

でもこの表現わりと的を得ていて面白い。

97年という年はロックが盛り上がってた年で、Radioheadの『OK Computer』やBlurの『Blur』もリリースされた1年でした。

ブリットポップ・ムーブメントもまだ完全には終焉しておらず、最後の炎を燃してるような年。

Oasisにいたっては前年にネブワース公演を大成功させてるんで調子にのってないはずがない笑

そういった空気感が存分に封じ込められてる作品が『Be Here Now』だと思います。

もちろんU2の『POP』にもそれを感じるし、どちらもやっぱバブリーですよね。

ゴージャスな音作りからはテンションの高さと97年の盛り上がりを感じる。

まさに”時代の記録”です。

あと永野さんはOasisを「今作で調子にのって次作『Standing on the Shoulder of Giants』(2000年)は反省しすぎてる」と言ってましたが、これもなかなか面白い表現だなと笑

だいぶ音も削ぎ落とさてムードもガラッと変わりますもんね。。

U2も次作『All That You Can’t Leave Behind』(2000年)ではスッキリした印象になりますよね。

両者とも2000年代の始まりは90年代とは違う方向性を打ち出しました。

25周年を迎えた『Be Here Now』

そんな『Be Here Now』も昨年にはリリースから25周年を迎えました。

記念盤としてシルバーカラー・ヴァイナル重量盤がリリース。

25周年(シルバー・アニバサーリー)だからこの色なんですね笑

さらにはピクチャー・ディスクとカセットもリリースされました。

音源は現存する最新リマスターを使用。

未発表音源やライブ音源(映像)のリリースがないのは個人的に残念かな。

まぁ公式サイトで売られてるTシャツはイイ感じなんですけどね笑

新たなミュージック・ビデオ

ミュージック・ビデオもリマスターされました。

All Around The World

Stand By Me

‘D’You Know What I Mean?

アルバムから先行シングルとしてリリースされ、UKシングル・チャート首位を獲得した「D’You Know What I Mean?」。

コチラも25周年を記念してリリックビデオが公開されました。

1997年の名盤

1997年はロックの名盤が多く登場した年だと思います。

個人的に好きなモノをピックアップしました。(ほぼUKロックよりですが)

『POP』/U2

『Achtung Baby』〜『Zooropa』から続く90年代U2を締めくくるアルバム。

洗礼されたサウンドが心地よく、ダンサブルな「Discotheque」、哀愁漂う「Staring At The Sun」などのキラーチューンを筆頭に、90年代U2特有の世界観を楽しめる作品。

『OK Computer』/Radiohead

バンドの名を大きく世界に知らしめた出世作であり、UKロックを代表する名盤の1つ。

Oasisとは対を成すRadiohead特有の冷たい世界観で展開されますが、非常にクセになるアルバムです。

『Blur』/Blur

前作までのいかにも英国的なBlurではなく、意図的にブリット・ポップとは距離を取りにいったようなややトーンを抑えた作品。

グランジ的な音を炸裂させるグレアムのギターも聴きどころ。

『Dig Your Own Hole』/Chemical Brothers

Urban Hymns』/The Verve

『Vanishing Point』/Primal Scream

『Bridges to Babylon』/The Rolling Stones

『Nine Lives』/Aerosmith

あとがき

そういや永野さん今回の動画の中で「Blurの方が好きだったけど今はOasisが好きです」って言ってたな笑

それにしても1997年はロックにとってアツい年だったんだなぁと改めて感じますね。