『Don’t Believe The Truth』ツアーでの来日とTV出演

サマソニの体験は僕の心の中に何か大きなものを残しました。

OASISというバンドが自分にとって大きな存在へと変化していってのがこの2005年頃だったと思います。

では続きを話していきましょう。

ギリギリの立ち見席

サマソニの熱狂からわずか3ヶ月後、正式に『Don’t Believe The Truth』のアルバムツアーとして11月にバンドはやって来た。

僕が足を運んだのはお馴染みの大阪城ホールだ。実はこの公演に関してはギリギリまで行かないつもりでいた。

うろ覚えだが、20代前半でそれほど金銭的な余裕も無かったからだと思う。

しかし、直前で気持ちが変わり急いでチケットを狙うも、時すでに遅しで完売していた。

だが、急遽立ち見席というのが発表され、仕方ないその場に居れさえすればもう何でもいいやという感じで購入。

しかし、公演当日に案内されたのはちゃんとした座席だった。またもや急で増設したそうだ。

行ってみると、アンディ&ゲム側の思いっきり真横で、さらにスタンド席だ。

ここからの眺めではノエルは遥か向こうの何マイルも離れた所にいるようだった。

何度も言うが、もう文句を言っても仕方ないのだ。セットリストはサマソニとほぼ同じ「Turn Up The Sun」から始まるお馴染みの流れだ。

「Talk Tonight」、「The Masterplan」など、ノエルVo曲に感銘を受けた記憶が強い。

もうこの頃には聴かせるボーカリストとして十分な存在感を放ちオーディエンスを魅了していた。

サマソニの暑苦しいノリとは違い、比較的この日は淡々とした流れで進んでいった。

角度的に観にくい座席だったが、最後の「My Generation」を聴き終えた後はいつも通り満足して会場をあとにした。

ちなみにこのツアーでは、ザック・スターキーがドラムを叩いていて彼特有のモッチリしたスネアドラムの音が好きだった。

ただ、全体的にどの曲もテンポがやや遅めに感じた。

まぁそれはノエルの指示なのかな?

セットリスト

Turn Up The Sun
Lyla
Bring It On Down
Morning Glory
Cigarettes & Alcohol
The Impotance Of Being Idele
The Masterplan
Songbird
A Bell Will Ring
Acquiesce
Live Forever
Mucky Fingers
Wonderwall
Champagne Supernova
Rock’n’Roll Star
Guess God Thinks I’m Abel
The Meaning Of Soul
Don’t Look Back In Anger
My Generation

TVで観るノエル

この公演が終わり、次にOASISが来日するのは4年後の2009年の「DIg Out Your Soul」ツアーだ。

ただ、翌年に初のベストアルバム『Stop The Clocks』がリリースされ、それに伴うプロモーションでノエル&ゲム(サポートでパーカッションのテリー・カークブライト)が来日。

恵比寿リキッドルームでアコースティックライブを行った。

個人的にはこのライブに参加できた人達は本当に羨ましく思う。

ちなみにその日のセットリストがこれだ。

01. (It’s Good)To Be Free
02. Talk Tonight
03. Fade Away
04. Cast No Shadow
05. The Importance Of Being Idle
06. Listen Up
07. Half The World Away
08. Wonderwall
09. Whatever
10. Slide Away
11. Strawberry Fields Forever
12. Don’t Look Back In Anger
13. Married With Children

また、この来日ではTV出演もしており、笑っていいともではタモさんにベストアルバムのアナログ盤をプレゼントしていた。

あと、オンエアは翌年の1月になったが「ぼくらの音楽」にも出演しビートルズの「Strawberry Fields Forever」「Don’t Look Back In Anger」を演奏している。

僕は当時買ったばかりのDVDレコーダーで録画し何度も食い入るように観たのを覚えている。

それだけ熱中したものが何故今自分の手元に無いのかは不思議だが。。。

余談だが僕はモノの管理が相当悪い。

あとがきと、オススメ作品

次のアルバムが発売されるまでの間はドキュメンタリー作品「Lord Don’t Slow Me Down」がDVDでリリースされたので、そういうのを観たりしながら日常を過ごした。

そして、いよいよ2009年だ。この年は僕にとっても相当に濃い1年になった。

『Stop The Clocks』…ノエル選曲によるOASIS初のベスト盤。ノエルによれば、お金の無いキッズがまず最初に買う入門編として作ったらしい。3rdアルバム『Be Here Now』はまさかのフル無視。

『Lord Don’t Slow Me Down』…5thアルバム『Don’t Believe The Truth』ツアーの裏側を映したドキュメンタリー。「Turn Up The Sun」で最前列の柵をブッ壊すマンチェのオーディエンスは流石。

ザ・ビートルズ 1967年~1970年…ビートルズ後期のベストアルバム、通称『青盤』。ノエルがカバーした「Strawberry Fields Forever」でオープニングを飾る。