いきなりですが、上の写真に懐かしさを感じる人も多いのではないでしょうか?
そうです、ギャラガー兄弟に挟まれて写っているのはオアシスの元ドラマーであるアラン・ホワイトです。
1995年から2004年まで約8年間に渡りオアシスに在籍。
オアシスの中で最も長く在籍期間の長いドラマーです。
今回の記事ではそんなアランについて、以下の点をピックアップしたいと思います。
・経歴
・近況
・参加した作品
ちなみに以前、Twitterで以下のようなアンケートを実施したのですが、アランが1位でした!
oasisの歴代ドラマー、誰が好きですか❓僕はアランです。 #oasis #ドラム
— ショウ🏄 (@smartmen2021) August 23, 2021
やっぱりイケてるドラムプレイ
先日You Tubeを漁ってたら、たまたま出てきたのがアランでした。
久々にじっくり見ましたが、相変わらずイカしたドラムだった!
Don’t Look Back In Anger
ホント、いまだに慣れた手付きで「Don’t Look Back In Anger」をプレイしています。
改めて感激しちゃいますよね。
この「Don’t Look Back In Anger」のドラミングを見ると、やっぱコレだよなぁ〜と思わずにいられない。
Wonderwall
OASISは歌が全面に主役として出るタイプのバンドなので、楽器陣はそこまで技巧的なプレイはしない中、実はこのアランにおいてはテクニック豊富なドラマーというのは見落とされがち。
OASISはギターやベースでコピーするのはそれほど難しくないですが、アランのドラムに関しては難易度が高いと思います。
初心者がこれを習得するのは正直時間が掛かるでしょうね。
Hello
いかがでしょうか?このマーチングバンドがハイテンションになったかのようなスネアさばきは。
体がゴツいからパワータイプと思われがちですが、極端にそうでもなく手首の動きがとてもしなやかで手数も多いのが特徴。
ダブルスロークも多様しジャズドラマーばりに跳ねるんですよね。
アルバム『Morning Glory』ではこのアランのスウィングが加わった影響がとても大きいです。
このテクニックがあのアルバムに大きな躍動感を与えたと言っても過言ではないです。
どう考えてもトニーのドラムでは限界がったので、あそこでオアシスが得たものはデカいですね。
兄もプロドラマー
兄のスティーブ・ホワイトもドラマーでスタイル・カウンシルやポール・ウェラーのバックで叩いてました。
僕も2006年のウェラーの来日公演に行きましたが、その時に観たスティーブのドラムはとても安定感があって縁の下の力持ちといった印象でしたね。
弟のアランが2001年にオアシスのツアーを怪我で離脱した時には代役を努めています。(➡動画)
ちなみにアランがOASISを脱退した際にはバンドに対してやや嫌悪感があったようです。。
で、このお兄さん公式YouTubeチャンネルを持ってまして、そこでもレッスン動画みたいなのをやってます。
ドラマーを目指してる方は見て損はないと思います。
その中でNew Orderの「Blue Monday」を叩いてるんですが、これがヤバい位カッコイイ!!
兄弟揃ってスウィング感がスゴイですね〜。。
影響を受けたドラマー
ジャズが根底にあるプレイスタイルは、やはり兄スティーヴからの影響が強いようですね。
その他には、リンゴ・スター、キース・ムーン、ジョン・ボーナム、チャド・スミスといったロックドラマーもフェイバリットに挙げています。
経歴と近況
OASIS加入から脱退(解雇?)、近況までをざっくりと。
OASIS加入
アランは1995年4月に、トニー・マッキャロルの後任として加入(ポール・ウェラーがノエルに推薦したとされる)。
6月には、OASIS加入後2度目のライブにして早くもグラストンベリーフェスティバルの大舞台に立っています。
加入して間もない『(What’s The Story)Morning Glory?』のレコーデイング中にギャラガー兄弟が凄まじい格闘技を繰り広げ、その光景に「エラいバンドに入ってもうた…」という心境になったそうです。
ちなみにこの戦いは、ノエルがクリケットのバットでリアムをボコボコにするというスーパーソニックな結末で締めくくっています。
『(What’s The Story)Morning Glory?』でのプレイはかなり光るものがあり、到底トニーでは叩けないであろうプレイをこれでもかと連発しています。
ここでバンドのレベルをグ〜〜ン!と引き上げたのは言うまでもないでしょう。
かなりの功績です。
その後も、ギャラガー兄弟を影で支えるOASISに欠かせない人物として活躍しました。
リアムと同い年
リアムとは同い年でとても仲が良かったそうです。
そんな同い年の2人が巻き込まれた事件があります。
2002年、ミュンヘンのナイトクラブで乱闘騒ぎを起こし、リアムと共に身柄を拘束されました。
余談ですが、この事件でリアムは前歯を2本失っています。。
それに対しノエルは後日、「最高じゃねぇか」と感想を述べました。。
OASISを離れる
2004年にバンドを離れましたが、脱退なのか解雇なのか何だかハッキリしません。
腕の怪我が原因だとか、女絡みだとか、リアムとケンカしたとか、ノエルに解雇されたとか、諸説ある模様。
近況
アランは、OASIS脱退後は特に目立った音楽活動はしていません。
インスタグラム(⇒アランのアカウント)では先程のようにオアシスの曲のドラムを手短にプレイしています。
2013年にはロンドンの家を売却して、それ以降は田舎に引っ越しのんびり過ごしてるようです。
あと、2010年にチャリティーでロンドン・マラソンにも参加してたようですね。
ネブワース1996
先日、OASISの『ネブワース1996』の公開予告にあわせて自身のインスタグラムでポスター画像をアップ。
あれだけ大きいライブだったんでね、アランにとっても忘れられない思い出になってるはず。
このドキュメンタリーでは、久々にアランの躍動するドラムプレイが観れて嬉しい限りです。
ネブワース公演の巨大な舞台でも、その素晴らしさは変わりません。
この映像を観てると、やはり脱退が惜しいなと思ってしまいますね。
アラン参加の作品
【映画】Supersonic(DVD&Blu-ray)
『There And Then』(ライブDVD)
Familiar To Millions(ライブDVD&CD)
- アラン・ホワイト在籍時のアルバム(2nd〜5th)
あとがき
OASISを離れてからは、どこかのバンドに加入するでもなく、目立った音楽活躍はしていません。
なんですかね、もうOASISでやり切った感があるんでしょうか笑
いずれにせよ、凄いドラマーなことには間違いありません。
またいつかステージに帰ってきて欲しいですね。
はい、以上です。
ありがとうございました(・∀・)b