【これは歴史だ】OASIS、伝説のライブ『ネブワース1996』

7月14日、遂にこのドキュメンタリー映画の正式なアナウンスが出ました。

『OASIS KNEBWORTH 1996』(ネブワース1996)というタイトルで9月23日より全世界で順次公開。

いや〜ホントに待望の映画公開ですね。

世界中のOASISファンが歓喜の声ですよ。

この映画公開にあたりインスタでは息の合った投稿…笑

ノエルも内容に関しては絶賛してましたね。

当時のリアムについても最高だったと語ってますし。

リアムは、「あまり覚えてないけど絶対忘れられない」そうです。

ちなみに以前、ネブワースのギャラは25000ポンド(約330万円)だったとツイートした。(その後削除)笑

何はともあれ、段々と盛り上がってきました。

この作品は劇場で観るとホント圧巻なんだろなぁ。

8月11日追記

ついに日本も公開日決定しました!

全国112ヶ所の映画館で公開されます。

 
ギタリスト
映画の感想も書いたで、ネタバレ大丈夫な人は見てな〜⇒➡【感想まとめ】OASIS、『ネブワース1996』という映画

ネブワース公演とは?

1995年10月2日に2ndアルバム『(What’s The Story)Morning Glory?』(➡関連記事)を発売したOASISは、前作を遥かに上回る勢いで快進撃を続け、全英1位を軽々と獲得する。

アルバムリリースに伴うツアーも勢いを増し、11月4日、5日にはロンドンのアールズコート公演で2日間4万人を動員する。これは当時のヨーロッパ屋内ライブでのギネス記録となった。

アールズコート公演の音源⬇

年が明けてからも精力的なツアーは続き、バンドはじわじわと巨大化していく。

そして1996年4月27日、28日、彼等が愛するサッカーチーム、マンチェスターシティの本拠地メインロードでの公演を行い2日間で8万人を動員する。

このアールズコート公演とメインロード公演は、オフィシャル映像『…There and Then』で1つにまとめられリリースされた。

メインロード公演の音源⬇

 
ショウ
スタジアムバンドとしての貫禄がスゲー作品です。
オープニングの「The Swamp Song」を生演奏、そしてそこに登場してくるリアムがマジカッコいいです!!

メインロード公演後しばしの休暇を挟み、8月には大規模な野外ライブ(全7公演)を行う。そのうち8月10、11日に行われた2つがネブワース公演だ。

また、ネブワース公演の直前8月3日と8月4日にはスコットランドのローモンド湖にあるバロックカントリーパークにおいて、2日間で8万人を動員するライブを成功さしている。

 
ギタリスト
ネブワースはロンドンから北に50kmほどの所にあるで。

ネブワースは、スティーブネージのすぐ南、イングランドのハートフォードシャーの北にある村と市民教区です。(WIkiより)すぐ近くにネブワースハウスというお城のような建物もあります。

ここにあるネブワース・パークという広大な敷地でオアシスは8月10日、11日の2日間で25万人を動員した。

このネブワースパークでは過去にクイーンレッド・ツェッペリンピンク・フロイドなども大規模なライブを行っている。

2003年8月1日〜3日で公演を行ったロビー・ウィリアムズは3日間の開催ということもあり、オアシスの記録を上回る37万5000人を動員した。

熱狂が迫る

このネブワース公演の25万枚のチケットは5月11日に発売され、おそよ260万人が申し込んだと言われる。

それはイギリスの人口の2%に値し、多くのファンがレコード店やチケット販売店に長蛇の列を作ったのだ。

ドキュメンタリー映画『スーパーソニック』の中でリアムは「7日間でも開催できた」と語る。(260万人なら単純計算で20日間位はできる)

そして、25万人の動員は当時の野外ライヴの動員記録を更新する形になった。

当時『(What’s The Story)Morning Glory?』やシグルカットした「Wonderwall」(➡関連記事)は、アメリカでもチャートを駆け上がり、まさにオアシスがいよいよ世界の頂点を掴もうとしてた瞬間でもあった。

 
ショウ
まさにモンスターバンドになっていく瞬間だね。

前年に巻き起こったブラーとのシングル対決の規模からは、随分と遠い所までやって来ている状況だった。ブリットポップ・ムーブメントの枠をオアシスは一気に超音速でブッ飛ばしていった。

 
ショウ
このドキュメンタリー映画も当時を知るにはもってこいだよ。『ネブワース1996』の前にチェックしよう。
デビューからネブワースまでを追ったドキュメンタリー作品。ギャラガー兄弟、関係者が当時のOASISを振り返る。

これは歴史だ!!

熱狂と興奮は目と鼻の先まで押し寄せていた。

この公演をサポートしたのは、初日がオーシャン・カラー・シーンマニックストリートプリーチャーズケミカル・ブラザーズプロディジーブートレッグビートルズ

2日目がオーシャン・カラー・シーンマニックストリートプリーチャーズシャーラタンズキャストドレッドゾーンクーラ・シェイカーとなっている

かなり豪華な布陣だ。

プロディジーのリアム・ハウレットは「これはバカでかいレイヴ、二度と表現出来ない特別なイベントだ」と表現した。

豪華なサポートアクトが十分にこのバカでかいレイヴ会場を沸かせた所で、OASISは満を持してヘリで地上に降り立った。ノエルいわく、ステージからは前方の5万人程しか見えないそうだ(それでも十分多いが)。

ノエルは地平線の向こう側まで広がる群衆を見渡し時「これは歴史だ!!まさに今ここにいるこが歴史なんだ!!」と興奮し、リアムは「バカか、ただのネブワースじゃねぇか」と返す。

バンドは1発目に「Columbia」を放ち、アランの最初のスネアはリアムにスイッチを入れた。ノエルのボルテージは常に限界に近い所でキープされ、歴史の瞬間を刻み続けてる。

そして、その横では若干23歳のリアムがこの”ただのネブワース”で”ただの12万5千人”を相手にしていたのだ。

 
ショウ
ノエルの”This is history,This is history,Right here,Right now,This is history ”は有名だね。超テンション上がってますね。

そして、伝説へ

キラーチューンが連発されるセットリストが佳境を迎えるころ、スペシャルゲストで当時ストーン・ローゼスを脱退したばかりのジョン・スクワイアが登場する。

敬愛するローゼズのメンバーと共に始まるのは「Champagne Supernova」。

演奏の波がピークを迎える頃、リアムはステージを飛び出し、ノエルとジョン・スクワイアはギターの洪水を巻き起こす。

そして物語の終わりを告げるかのようにスネアドラムはスピードを落ち着かせ、地平線の向こう側まで広がる熱狂と共に、マンチェスターの公営住宅からやって来たロックンロールスターは歴史になった。

セットリスト

1.The Swamp Song
2.Columbia
3.Acquiesce
4.Supersonic
5.Hello
6.Some Might Say
7.Roll With It
8.Slide Away
9.Morning Glory
10.Round Are Way (Incl. Up In The Sky)
11.Cigarettes & Alcohol
12.Whatever (Incl. Octopus’s Garden)
13.Cast No Shadow
14.Wonderwall
15.The Masterplan
16.Don’t Look Back In Anger
17.My Big Mouth
18.It’s Gettin’ Better (Man!!)
19.Live Forever
20.Champagne Supernova (With John Squire)
21.I Am The Walrus (With John Squire)

※今になって”なぜRock’n’roll Starをやってないんだ?”とノエルは語る。。

確かに17、18を削っても演っておくべきだったかも。

 
ショウ
17.18は次作の『Be Here Now 』に入る2つの新曲だね。
 

あとがき

ノエルはこのネブワースに公演に関して、”インターネットが到来する前の素晴らしい時代の出来事”と、よくインタビューで語っています。

今では多くの人がステージにスマホを向けその瞬間を記録する時代になりましたが、当然90年代にはそういう事はありませんでした。

誰もがステージに視線を向け、自分の五感でその瞬間を記憶する。

それがライブでの醍醐味で、そこに居た体験に価値がおかれる、そんな時代だったと思います。

公開される『ネブワース1996』には、きっと時代の空気感が存分にパッケージされてるんではないでしょうか?

関連アイテム

ネブワース公演の熱狂を収めた作品はコチラになります。

『ネブワース1996』Blu-ray、CDなど

コチラも8/10で発表ありました!

 
ショウ
映像に関しては劇場版+各日のフルライブを収録っていうのが嬉しいね!
 
劇場版に加え、各日の完全版ライブを遂に収録!!MC部分は日本語字幕付きです。
CDとセットになる映像は【劇場版ドキュメンタリー】になります。各日の完全版ライブが観たい方は映像単体でGETしよう!
 
ギタリスト
アナログ盤(3枚組)は完全限定生産やで〜

➡ネブワースモデルのロングT予約受付中!(ポスター付き)

その他、写真集など

『(What’s The Story Morning Glory?)』の3枚組デラックス・エディション。「Wonderwall」(CD日本盤ボーナス)、「The Masterplan」のネブワース公演音源が聴ける。
Knebworth: Two Nights That Will Live Forever/ネブワース公演を捉えた写真集。リハ、ステージ裏の秘蔵ショットが満載。