7月14日、遂にこのドキュメンタリー映画の正式なアナウンスが出ました。
『OASIS KNEBWORTH 1996』(ネブワース1996)というタイトルで9月23日より全世界で順次公開。
いや〜ホントに待望の映画公開ですね。
世界中のOASISファンが歓喜の声ですよ。
オアシス公式、リアム、ノエル、みんな同じネブワースのインスタ投稿して珍しく息ピッタリな件。#oasis #knebworth #インスタ pic.twitter.com/1HZU4Qg5b8
— ショウ@Oasis Fan🇯🇵 (@smartmen2021) July 14, 2021
この映画公開にあたりインスタでは息の合った投稿…笑
ノエルも内容に関しては絶賛してましたね。
当時のリアムについても最高だったと語ってますし。
リアムは、「あまり覚えてないけど絶対忘れられない」そうです。
ちなみに以前、ネブワースのギャラは25000ポンド(約330万円)だったとツイートした。(その後削除)笑
何はともあれ、段々と盛り上がってきました。
この作品は劇場で観るとホント圧巻なんだろなぁ。
8月11日追記
ついに日本も公開日決定しました!
全国112ヶ所の映画館で公開されます。
ネブワース公演とは?
1995年10月2日に2ndアルバム『(What’s The Story)Morning Glory?』(➡関連記事)を発売したOASISは、前作を遥かに上回る勢いで快進撃を続け、全英1位を軽々と獲得する。
アルバムリリースに伴うツアーも勢いを増し、11月4日、5日にはロンドンのアールズコート公演で2日間4万人を動員する。これは当時のヨーロッパ屋内ライブでのギネス記録となった。
アールズコート公演の音源⬇
年が明けてからも精力的なツアーは続き、バンドはじわじわと巨大化していく。
そして1996年4月27日、28日、彼等が愛するサッカーチーム、マンチェスターシティの本拠地メインロードでの公演を行い2日間で8万人を動員する。
このアールズコート公演とメインロード公演は、オフィシャル映像『…There and Then』で1つにまとめられリリースされた。
メインロード公演の音源⬇
メインロード公演後しばしの休暇を挟み、8月には大規模な野外ライブ(全7公演)を行う。そのうち8月10、11日に行われた2つがネブワース公演だ。
また、ネブワース公演の直前8月3日と8月4日にはスコットランドのローモンド湖にあるバロックカントリーパークにおいて、2日間で8万人を動員するライブを成功さしている。
ネブワースは、スティーブネージのすぐ南、イングランドのハートフォードシャーの北にある村と市民教区です。(WIkiより)すぐ近くにネブワースハウスというお城のような建物もあります。
ここにあるネブワース・パークという広大な敷地でオアシスは8月10日、11日の2日間で25万人を動員した。
このネブワースパークでは過去にクイーン、レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイドなども大規模なライブを行っている。
2003年8月1日〜3日で公演を行ったロビー・ウィリアムズは3日間の開催ということもあり、オアシスの記録を上回る37万5000人を動員した。
熱狂が迫る
このネブワース公演の25万枚のチケットは5月11日に発売され、おそよ260万人が申し込んだと言われる。
それはイギリスの人口の2%に値し、多くのファンがレコード店やチケット販売店に長蛇の列を作ったのだ。
ドキュメンタリー映画『スーパーソニック』の中でリアムは「7日間でも開催できた」と語る。(260万人なら単純計算で20日間位はできる)
そして、25万人の動員は当時の野外ライヴの動員記録を更新する形になった。
当時『(What’s The Story)Morning Glory?』やシグルカットした「Wonderwall」(➡関連記事)は、アメリカでもチャートを駆け上がり、まさにオアシスがいよいよ世界の頂点を掴もうとしてた瞬間でもあった。
前年に巻き起こったブラーとのシングル対決の規模からは、随分と遠い所までやって来ている状況だった。ブリットポップ・ムーブメントの枠をオアシスは一気に超音速でブッ飛ばしていった。
これは歴史だ!!
熱狂と興奮は目と鼻の先まで押し寄せていた。
この公演をサポートしたのは、初日がオーシャン・カラー・シーン、マニックストリートプリーチャーズ、ケミカル・ブラザーズ、プロディジー、ブートレッグビートルズ。
2日目がオーシャン・カラー・シーン、マニックストリートプリーチャーズ、シャーラタンズ、キャスト、ドレッドゾーン、クーラ・シェイカーとなっている。
かなり豪華な布陣だ。
プロディジーのリアム・ハウレットは「これはバカでかいレイヴ、二度と表現出来ない特別なイベントだ」と表現した。
豪華なサポートアクトが十分にこのバカでかいレイヴ会場を沸かせた所で、OASISは満を持してヘリで地上に降り立った。ノエルいわく、ステージからは前方の5万人程しか見えないそうだ(それでも十分多いが)。
ノエルは地平線の向こう側まで広がる群衆を見渡し時「これは歴史だ!!まさに今ここにいるこが歴史なんだ!!」と興奮し、リアムは「バカか、ただのネブワースじゃねぇか」と返す。
バンドは1発目に「Columbia」を放ち、アランの最初のスネアはリアムにスイッチを入れた。ノエルのボルテージは常に限界に近い所でキープされ、歴史の瞬間を刻み続けてる。
そして、その横では若干23歳のリアムがこの”ただのネブワース”で”ただの12万5千人”を相手にしていたのだ。
そして、伝説へ
キラーチューンが連発されるセットリストが佳境を迎えるころ、スペシャルゲストで当時ストーン・ローゼスを脱退したばかりのジョン・スクワイアが登場する。
敬愛するローゼズのメンバーと共に始まるのは「Champagne Supernova」。
演奏の波がピークを迎える頃、リアムはステージを飛び出し、ノエルとジョン・スクワイアはギターの洪水を巻き起こす。
そして物語の終わりを告げるかのようにスネアドラムはスピードを落ち着かせ、地平線の向こう側まで広がる熱狂と共に、マンチェスターの公営住宅からやって来たロックンロールスターは歴史になった。
セットリスト
1.The Swamp Song
2.Columbia
3.Acquiesce
4.Supersonic
5.Hello
6.Some Might Say
7.Roll With It
8.Slide Away
9.Morning Glory
10.Round Are Way (Incl. Up In The Sky)
11.Cigarettes & Alcohol
12.Whatever (Incl. Octopus’s Garden)
13.Cast No Shadow
14.Wonderwall
15.The Masterplan
16.Don’t Look Back In Anger
17.My Big Mouth
18.It’s Gettin’ Better (Man!!)
19.Live Forever
20.Champagne Supernova (With John Squire)
21.I Am The Walrus (With John Squire)
※今になって”なぜRock’n’roll Starをやってないんだ?”とノエルは語る。。
確かに17、18を削っても演っておくべきだったかも。
あとがき
ノエルはこのネブワースに公演に関して、”インターネットが到来する前の素晴らしい時代の出来事”と、よくインタビューで語っています。
今では多くの人がステージにスマホを向けその瞬間を記録する時代になりましたが、当然90年代にはそういう事はありませんでした。
誰もがステージに視線を向け、自分の五感でその瞬間を記憶する。
それがライブでの醍醐味で、そこに居た体験に価値がおかれる、そんな時代だったと思います。
公開される『ネブワース1996』には、きっと時代の空気感が存分にパッケージされてるんではないでしょうか?
関連アイテム
ネブワース公演の熱狂を収めた作品はコチラになります。
『ネブワース1996』Blu-ray、CDなど
コチラも8/10で発表ありました!
\✨豪華ライヴ盤
— Oasis Japan (@Oasis19931997) August 10, 2021
リリースも決定✨/
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【国内盤:4形態】
➊2CD
➋2CD+Blu-ray(写真左)
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➍Blu-ray(写真右)
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