先日、90年代Oasisのジャケットを手掛けたマイクロ・ドットのブライアン・キャノンが「Some Might Say」のアートワーク秘話を解説する動画を公開しました。
日本語字幕がないので事細かくは理解できないのですが、ノエルの歌詞を元に創り上げられたジャケットの世界観を知ることができます。
なお、「Some Might Say」のアートワーク作製にあたっては、ノエルからブライアンにわりと具体的な指示があったようです。
この曲の歌詞は相変わらずノエルらしい抽象的な表現も多いので、それを1枚のビジュアルとして表現するのは結構難しかったんじゃないですかね。
撮影はダービーシャーにあるクロムフォード駅で行われ、この駅は半分だけ使用されてる状態だったそうです。
つまり撮影が行われたのは廃線になってる方のホームで、奥に見えるトンネルからもそれは分かりますよね。
で、撮影中にも反対側では電車が行き来してたのこと笑
この撮影でそれぞれのキャラクターを演じているのは特に有名な人達ではなく、ブライアンの会社のスタッフなどほぼ身内で固められています。
例えば、ホームでモップがけするのはブライアンの母親、台車を押して魚を運んでるのは父親だったりします。
有名人はいないと書きましたが、ギャラガー兄弟がいますね。
ノエルはじょうろで水を撒き、橋の上で敬礼するリアムは歌詞にある”We will find a brighter day”を体現しています。
ブライアンいわく、これらの役割を兄弟自ら演じる必要性は無かったそうですが、彼らはしっかり参加したんですね。(なお、リアムはMVの撮影には現れていない)
あと犬はケビン・コスナーの映画に出演したことがあるそうなので、まぁ有名犬ということになるんでしょうか笑
アウトテイクではホームレス役がホームの下に居て、 犬も2匹いますね。
あとブライアンの父親の立ち位置が少し違うため、家の窓に映るギターも確認できます。
てな感じで、予想以上に事細かな仕掛けが散りばめられてるアートワークですが、もっと詳しく知りたい方はブライアン・キャノンのサイトでご確認下さい。
また、当時Oasisのプロデュースを担当していたオーウェン・モリスとブライアンのオンライン対談もありますので、英語リスニングが得意の人はどうぞ。(字幕なし)