【圧巻の劇場版】「ネブワース1996:DAY2  Sunday 11th August」の感想

公開から3日経過したタイミングで「オアシス|ネブワース1996:DAY2  Sunday 11th August」《4Kデジタルリマスター版》を見てきた。

結論から言うとか〜なり良かった。

とういうことで、この興奮が冷めやらぬうちに記録しておこう。

9/12の公開日から例によってSNS上では高評価のレビューがずらっと並んでいた。

それらを見ていると皆予想以上の絶賛だ。

4Kリマスターをはじめ音の方も再度組み直してるとのことでその効果が絶大に発揮されてるのかとぼんやり眺めていた。


9/15の夕方、劇場にはギリギリ15分前に到着したのだが、まだ入場できない状態だった。

まさかリアムがステージに上がりたくないとかゴネてんのかな?と思ったがこれは映画だ、どうあがいても僕は今日Oasisを拝める。

なんか清掃に時間が掛かってたっぽくそれによってやや押し気味だったみたい。

いかにも洋楽ロックのライブっぽい展開でちょっと面白かった。

準備も整い入場口で特典のチケットレプリカを貰っていざ入場。

周りを見渡せば「Live25」のジャージだったりアダムエロペだったり”正装”で来場するファンもチラホラ。

でもそんな言うほど多くなかったかな。

僕の座席は真ん中より少し後、スクリーンに対しても中央でバランスよく眺めれる位置だ。


10分ほど宣伝映像を観たあとに暗転、ライブではないので特に歓声が起こるとかはない。

展開は分かってるライブ映像ではあるが、このデカいスクリーンと強烈なスピーカーで観るんだからおのずとテンションは上がる。

スクリーンの中では早くもノエルがネブワースの代名詞と言ってもいい名セリフ「This is histoy!」を声高らかに連発している。

やはりテンションが高い。そして若い。ついでに2日目なのでシャツが赤い。

リアムが兄の発言に適当にツッコミを入れた後いよいよ「Colombia」が始まる。

お〜、もうこの時点で結構な音圧を感じる。

今回はTOHOシネマズ特有の轟音上映というものを体験できる映画館を選んだのだが、これが大正解だった。

特にドラムはズシズシと体の中心に響いてきて個人的には好きな感じだ。

残念ながらギグジーの姿はほぼ映らないがベースの迫力もイイ感じだし、ギターもOasisらしくやかましい鳴りが最高だ。

当然リアムのボーカルも噛みついてくるように攻撃的で神がかかっている。

要するに聞こえる音全てが凄いわけだ。

轟音を浴びるってこんな最高なんのかと感じずにいられない。

まぁ轟音仕様以前に今回の劇場版の音は既発版より大きく化けてるんだろう。

これは映画鑑賞というよりはほぼライブ体験で、SNSでの好評価もすぐに納得できた。

映像の方も4K仕様のため鮮明で見やすく、29年前というのを感じさせない。

ただ今回個人的にはどうしても音の方に大きく意識がいった。

この迫力は想像以上だ。

セットリストは進み「Supersonic」、これはご存知アランのドラムから始まるが、このドラムタイムだけでもご飯が進む。

なんせドラムの音がイイ。

そこにノエルのギターが乗っかり続けてリアムが入りこんでくる展開に今でも鳥肌が立つとは。

続くは「Hello」、これも強烈だ。

ドラムばっか賞賛して申し訳ないがアランの火花散るプレイが炸裂しまくっている。

「Some Might Say」、「Roll With It」といったシングル曲もライブではラウドさが増す。

そのラウド感は特にギターで現れるんだがこの洪水のようなギターサウンドに包まれる感覚が実に心地イイ。

また、ギャラガー兄弟は頻繁にオーディエンスとやり取りするのだが、この時の表情を4K画質はキメ細かく捉えている。

スマホを掲げるファンはいない、バンドとオーディエンスの直のコミュニケーションが多く見られ何だか胸がアツくなる。

今回のリマスター版は96年の空気感をよりリアルに再現しているように思う。


セトリは中盤に差し掛かる。

それにしても「Round Are Way」は楽しそうに演奏しているな。

リアムもノエルも子供のようにウキウキで体を揺らしている。

ホーンセクションの鳴りも素晴らしいじゃないか。

一通りエレキでのセットをやったあとはアコギに持ち替えての「Whatever」。

より音がクリアに鳴り、ここでまた音の良さにウットリしてしまう。

バイオリンなどの擦弦楽器も加わり多彩な音が鳴っているのだが、どれもバランス良く聴こえてGood。

さらに兄弟のハーモニーもピッタリで違和感なく耳に入り込んでくる。

アコースティックセットも文句なしだ。

アコースティックでのハイライトはやはり「Wonderwall」で、当時シングルでも大ヒットしてたこともあり会場の一体感には特別なものを感じる。

この瞬間間違いなくOasisは時代を象徴するバンドだったんだなぁとしみじみ思った。


ノエルセットに入り「The Masterplan」が素晴らしいのは言わずもがな、注目は「Don’t Look Back In Anger 」

今となってはオーディエンスと共に作り上げる偉大なアンセムとなった同曲だが、この頃は力強くノエルが1人で歌い上げるスタイル。

今より荒削りではあるが初々しく熱いエネルギーを感じる。

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リアムが戻ってきて当時はまだ未発表曲扱いの「My Big Mouth」と「It’s Gettin’ Better(Man)」になだれ込む。

特に「My Big Mouth」のギターのぶ厚いラウド感は劇場で聴く価値ありが大いにありだ。

轟音との相性がバツグンすぎる。

そしてお待たせ「Live Forever」。

ここまで楽器の事を多く書いてるが、この曲においてはリアムを語らないわけにはいかない。

元々凄まじいパフォーマンスをしてるのは誰もが知るところだが、このリマスターされた映像と音によってより強力なリアムを体感できる。

喉から火が吹き出してるかのような歌声と自信に満ちた佇まい、歌い終わりのマイクへのパンチまで見どころ満載だ。


アンコールからはお馴染みジョン・スクワイアが登場。

ちなみに今作ではマンチェスター・シティのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドを茶化すシーンが多く見られるが、ジョンはユナイテッドのファンである。

しかし、ジョンのギターはいつ見てもカッコいいもんだ。

流暢なフレーズでオーディエンスを魅了する。

その横でノエルが感極まりマイクに叫んでたり、リアムがステージをウロウロしたりそれぞれマイペースで面白い。

ラストは「I Am The Walrus」。

最後の最後でまた感激してしまった。

ここでまたホーンセクションと擦弦楽器のサポート部隊が一斉に加わるのだが、この総出で鳴らしてる音が何と素晴らしいことか。

これだけ色々な音が鳴ってるんだが、やはり絶妙のバランスで耳に入ってくるのが最高だ。

このダイナミックにトリップする感覚は劇場ならではだろう。

雨が降る中クライマックスには花火が上がりネブワース2日目は幕を閉じる。


とういう感じで足早に感想をまとめてみた。

感激したシーンはまだいくつもあり中々記事内には収まらないのだが、リマスターされた映像と音はOasisファンとしてのツボを大いに刺激した。

短期間だけの上映というのが大変もったいない。。

 
ショウ
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